シミ治療の外用薬 ハイドロキノンとは

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一度出来てしまったシミは頑固で市販の美白化粧品を使ってもなかなか綺麗になりませんが、皮膚科で処方されるシミ治療の外用薬は効果が高いことが知られています。その中にハイドロキノンがありますが、どのような効果でシミを治療してくれるのでしょうか。ハイドロキノンは昔から皮膚科ではシミ治療の薬として処方されてきました。一般的な美白化粧品に配合されているアルブチンの100倍もの美白力があると言われていて、肌の漂白剤とも言われています。

メラニン色素の生成に関係している酵素のチロシナーゼの働きを抑制する働きがあります。さらにメラニン色素を作る原因となる細胞のメラノサイトの数も徐々に減らしていく効果があることから、すでに出来ているものとこれからできるもの両方に対して効果があると言われているのです。ハイドロキノンを使用するときの注意点としては、効果が高いため肌が弱い人は刺激を感じてしまうことがあります。また、その強い効果によってハイドロキノンを塗った場所だけが白くなりすぎてしまう白斑という上体になってしまう可能性があります。

早くシミを治療したいからと濃度の濃いものを使うとこれらの副作用が起こる可能性があるため、濃度の低いものから使い始めて行くことが重要です。近年ではハイドロキノンが配合されている化粧品も多く販売されていますが、皮膚科で処方されたものの方が効果が高いため、早く白い肌にしたいという場合には皮膚科でハイドロキノンを処方してもらうようにしましょう。