しみは肌に生じる色素沈着の一種で、特に中高年以上の成人に多く見られる皮膚疾患です。しみは様々な原因で発生しますが、一度発生すると自然治癒することは殆ど無く、場合によっては面積が広くなってしまうこともあります。しみが広がると不健康に見えたり肌が角質化するなどの弊害が生じることから、状態を改善させるためには美容外科や皮膚科などの診療科目で治療を受ける必要があります。しみ治療は色素沈着が生じた部分の皮膚に薬剤を投与したり、外科手術でしみごと皮膚を切除するのが一般的な方法です。
古い皮膚組織を取り除いた後で色素の影響を受けていない新しい皮膚組織の形成を促すのが綺麗に仕上げるための手順ですが、処置に不備があると肌の状態が却って悪くなってしまうことがあるので優秀な医師が常駐している病院を選ぶように心がけます。また、患者の健康状態がそのまま皮膚組織の形成に影響するので、しみ治療を受けている最中は体調管理に気を配ることが大切です。疲労の蓄積や病気などで体力が低下していると皮膚組織が綺麗に形成されないので、十分な休息を取り、栄養バランスが整っている食事を摂取して体力を向上させる必要があります。また、しみ治療は単に患部を取り除いて肌を綺麗にするだけではなく、新しいしみが発生しないように予防する行為も含まれています。
毎日の生活の中でしみの発生原因になるような行為を避けて、肌を労わることが美しい状態を保つための心得です。